モノを大事にしよう

自分は今は縁があって、コンピューターのエンジニアの仕事をしています。
色々あって、運用をやっているのですが、(なので夜中に「トラブルです」とかいって、連絡が入ったりします。この世界、人間ではなく、マシンを中心に回っています)そんな中でもなるべく開発、システム作りをやるようにしています。
モノを造るのが基本的に好きなんですね。とても。
小学生の頃は、夏休みとかに工作をして、学校に持って行って自慢してました。小学生の3年の時は、身近な材料を使って自宅の模型を造って、みんなから「スゲ-」と言われました。雨樋とかもストローを半分に切って付けてたり、戸が開くとか、あんまり記憶に無いけど、結構いけてたんじゃないかと思います。何日かの間にいじめっ子の手で破壊されましたが。。
中学の頃はもう、模型作りに熱中して、タミヤの1/35のミリタリーミニチュアを山の様に造りましたし、プラ板とかパテを使って、改造や、自作にも取り組みました。
そんなんだから、親もたぶん「この子はモノを造るのが好きなんだ」とずっと思っていたんじゃないでしょうか。
そんな自分なので、物づくりを仕事にしている人は大変リスペクトしています。映画もそうだし、服とか、本とか、食べ物とかもう、全部そう。
モノを造ってくれる人がいて、初めてそれを使うことができる。
今の若い人(あ、言っちゃった)は、モノが豊かにあるのが当然なので、「金を払えば何でも手に入る」と思っているかもしれないけど、とんでもない。作ってくれる人がいないと、または自分で作らないと、決してそれは手に入らない。それは、人間的であり、文化的でもある、非常に高度なことなのだと思います。
数年前だったか、世紀末を題材にした映画が何本か公開されましたが、それらの描く世界では真っ先にモノを作る人、施設、会社とか工場が全く破壊されてしまっており、物を得るためには過去に作った物を「略奪」することしかない。そんな未来がこないためにも、物を、そしてモノを造るという行為を大切にして欲しいと思います。