「題名のない子守歌」を観てきました。

淡々とした中に、人と社会の難しさを描く、ちょっと深い真面目な作品です。

タイトルの子守歌は主人公の女性が歌う悲しげな子守歌ですが、登場人物の中に子守歌を聴いて「はっ」とする人がいたので、何か彼女の過去を特定する材料なのかもしれませんが、特に説明もなく私には分かりませんでした。
もう一度みたいと言うほどではないのですが、また理由を明確に述べることはできないのですが、心に引っかかる作品です。ある意味激しく、また哀しい物語ではあるのですが、観終わった後になぜか優しさが感じられるという、不思議な作品でもあります。
監督の人を見る目が優しいのだと思います。