最近読んでいるファッション雑誌

最近服に対する興味が、またふつふつと湧き始めています。
最初に洋服に興味を持ったのは、かなり「奥手」で、社会人になってからですが、興味が出始めるとのめり込むのが本当に速いので、会社に入って数年は、給料のほとんどを洋服を買うのに使っていました。当時はバブルの少し前で、いわゆる「東京デザイナーズ・ファッション」の興隆期で、イッセイ・ミヤケや、コム・デ・ギャルソンなどの服を路面店で買っていました。ちなみにまだ珍しかった、デザイナーズ・スーツを会社に初めて着てきて、注意されたりしました。その1年後くらいには、デザイナー・スーツも立派に市民権を得るのですが....
その後コンピューターにのめり込むと同時に、服への興味は薄れてしまっていたのですが、また、最近興味が戻ってきました。
本好きの私のことですから、ファッション雑誌も「がんがん」買っているのですが、ようやく雑誌については必ず買うものがはっきりしてきました。
最初は「メンズ・クラブ」。トラディショナルな服が中心ですが、アイロンなどのメンテナンスや、マフラーの結び方といった、具体的なノウハウがきちんと書かれていることが多く、参考になります。ちなみに、1990年代にメンズ・クラブが単行本で「スーツ」「シューズ」といった服のカテゴリーごとに歴史から、ブランドコレクション、メンテナンス法までを記載したものをシリーズで10冊くらい出していたのですが、私は今でも良く参考にします。服を消費するための本は多いけれど、その基本を知り、大切に維持して行く事についてきちんと書かれた本は少ないですね。
2つめは「HUgE」。かなりモードに寄った本ですが、服自体だけでなく、それを作っているデザイナーにも焦点をあてているところが、ものつくりが好きな私にとって興味深いものがあります。最新号のアイビー・スタイルの解説はわかりやすいです。
そして最後に「high fashion」。こちらはメンズ誌ではなく、メンズとレディース両方を扱う雑誌です。本文は英語でも併記され、なかなか硬派でレベルが高い。それに、美しい女性のモデルの写真が沢山載っているので、目の保養にもなります(笑)。また、やはり男性に比べ女性のファッションの方がバリエーションが豊かで、見ていて啓発されます。最新号ではヨージ・ヤマモト(何でファッションデザイナーだとカタカナ書きにするんだろう?)の服の造形が特に凄いなーと思いました。その一部はMODE PRESSでも見ることができますが、特にダークグリーンのロングスカートに、鮮やかなブルーのジャケットの組み合わせがとてもかっこいい。すごく立体的で、まるで「ジョジョの奇妙な冒険」に出てきそうな感じです。
ところで、これらの雑誌を読んでいて面白いのは、女性のことをそれぞれ違った言い方で表現することで、慣れないうちはちょっと抵抗ありました。たとえば、「ウォモ」では「ドンナ」と言うし、ちょっとファッション誌ではないですが、「レオン」では当然のことながら「ニキータ」。あとはシニョリータとか。なぜ普通に日本語で表さないのかなー。
服オタの皆さんはどんな雑誌を買われているのでしょうか?