NetRadioで自分の好きなミュージシャンを発掘

今日はクリスマス。
仕事もようやく落ち着いてきました。
前回及び以前の記事でも紹介しましたが、私は今は主にiPodを使って音楽を楽しんでいます。ということは、当然ながらiTunesを使っているのですが、iTunesではストアで曲を購入する以外に、Net Radioを良く聴いています。もともと70から80年代のジャズ・フュージョンを自分でもプレイしていたこともあり、主にSmoothJazzの局を中心にチェックしているのですが、日本ではあまりメジャーではないミュージシャンで、NetRadioを聴く中で、ファンになったアーティストが何人かいます。中にはまだ日本版のiTunesStoreでは買えないアーティストもいます。そんなミュージシャンを今日は紹介したいと思います。
最初はArt Porterサックスプレイヤーです。
特にテクニシャンというわけではないのですが、メロディアスなラインと、のびのびしたプレイが本当に素晴らしい。才能をまざまざと見せつけるアーティストです。曲もモダンで、非常に洗練されています。

Pocket City

Pocket City

特に生き生きとしたSaxのソロから始まる3曲目「Unending」は華やかです。伸びやかに歌い上げるsax、ファンキーでタイトなリズム、どことなく陰のあるメロディー、最高の1曲ですね。
このアルバムはファースト・アルバムですが彼のアルバムの中でも特に秀逸のできばえで、92年の録音なのに今聴いても全く古さを感じさせません。彼は残念ながら96年にタイのJazz Festivalを訪れた際に、乗っていた船が沈没して、亡くなられてしまっています。ですので、たった5枚しかアルバムがないのですね。本当に残念なことです。
2人目は、Bill keis、キーボードプレイヤーです。
彼はアーティストというより、composerや、Producer,Engineerや、さらには後輩を教えるレッスンプロとして主に活動しているようですが、なかなかどうして侮れない実力の持ち主のようです。

アルバムは1枚しかないようなのですが、その中のJ.P.Spriteという曲がドラマチックな展開で、とても気に入っています。迫力のあるドラムから入り、単純な様で複雑なノリのリズムの中展開する力強いサウンドが、鬱屈した欲求を解き放つようで良いですね。
3番目はSpecial EFXです。
ギターリスト、キエリ・ミヌッチとパーカッションのジョージ・ジンダの2人で立ち上げたプロジェクトですが、2001年にジンダが亡くなり、以降はミヌッチが一人で続けているものです。独特の浮遊感があるサウンドは一度聴いたら忘れられない印象を与えます。

Butterfly

Butterfly

このButterflyというアルバムの8曲目「Fantasia Blue」が特にお気に入り。最初キーボードとギターから入り、途中からリズム隊が加わりますが、日常を忘れさせてくれるような何とも言えない透明感溢れるサウンドです。
最後はBob Baldwin、キーボードプレイヤーです。
彼の場合、単なるプレイヤーとしてというより、曲の完成度がとにかくレベルが高い。洗練されて、メロディアスで、シンプルな中にも非常に厚みと幅を感じさせるサウンドです。
Bobbaldwin.Com

Bobbaldwin.Com

プレイそのものというより、曲作りとか、アレンジとか、そういった面でとても興味深いアーティストですね。Jazzで活動しては居ますが、オーケストラとかクラシックの素養もあることを伺わせます。J-waveなどでも、合間のバックなどに密かにかかっていたりします。
Net Radioは、思わぬアーティストとの出会いがあるので、流しっぱなしにしていると面白いと思います。