AVP2を観てきました

仕事納めの日は比較的早く仕事を切り上げたので、公開されたAVP2を見てきました。

一連のエイリアンを題材にした映画は、SF映画好きの私にとっても、特に好きなシリーズです。
リドリー・スコット監督が初めて映画化してから、今回で6作品目になりますが、息長く制作されているのはやはり、エイリアン自身の魅力によるものだと思います。
まず、一度見たら決して忘れることがない、ドイツ人H.E.ギーガーによるその秀逸なデザイン。まるで節足動物のような堅いからに覆われ、かつしなやかで、特に相手を一撃で倒す強力なあごを持つ、大きく、長い頭部は非常に印象的です。また、その生態も非常に興味深い。フェイス・ハガーと呼ばれる幼生で卵からかえり、人の顔に張り付いて卵を人の体内に寄生させ、最終的には腹を破って幼少エイリアンが出てきます。体液が強力な酸で、そのこと自体が彼らを守る武器になっていたり、溶けた灼熱の金属の中に落としても、死なないなど、その生命力は計り知れないほど強力です。
SFやコミックなどの作者にとって、これほど想像力をかき立てる素材は、なかなか無いと思います。
今回の作品は、内容的には少々残念なものですが、エイリアンの魅力は決して損なわれた訳ではありません。いずれまた、優秀な監督に挑戦して欲しいなあ、と願っています。