アンジェリーナ・ジョリーの魅力

最近映画「ウォンテッド」を観ました。映画そのものについてはYahoo!映画のレビューにアップしたのですが、やはり「ディ・ウォッチ」「ナイト・ウォッチ」を世に送り出したティムール・ベクマンベトフ監督の作品だけに、そのビジュアルの「あり得ない」度と面白さはかなりのものです。また、ストーリーのベースが親子の絆であることや(ちょっと描き足りないけど)、全体を通して流れる程良いB級映画っぽい雰囲気とか、自分の好きなタイプの映画ですね。DVDが出たら、是非買いたいです。
更にこの映画は私の大好きな女優アンジェリーナ・ジョリーを強力にフューチャーしている点でも、彼女のファンには一押しですね。カーアクションの中の切れの良いスタントも、彼女自身が全部自分でやったとのことですが、ボンネットにのけぞりながら、ハンドルを足で力一杯操作して、トラックをよけるときに思わず漏れた「アハーン」という気合い声(?)を、そこだけエコーをかけて大音響で流すなど、いやー、なかなかやってくれます。愛すべきタラコ唇と、鋭いまなざしで、凛々しいスナイパーを本当に格好良く演じています。映画の主人公を演じるのがジェームズ・マカヴォイとちょっと「おたく」チックな知的な雰囲気の漂う方なので、アンジーとの組み合わせはとても良いキャスティングだと思います。
そんな格好良いアンジーですが、この映画の中で、実は私が最も「良い表情だなあ」と思ったのは、最初に主人公が暗殺組織のアジトに連れてこられた時に「やっぱり帰る」と彼女の前を通って去ろうとするのですが、そのときにアンジーが何とも言えない表情をするのです。もし、そこに台詞を入れるとすれば「あら、帰っちゃうの。でも、きっと戻ってくるわよ」みたいな感じだと思うのですが、それを言葉無しで表現している表情が、なかなかチャーミングです。是非ご注目あれ。
ところで、最近アンジェリーナ・ジョリーについて書いた本を読みました。

アンジェリーナ・ジョリー 彼女のカルテ (P-Vine Books)

アンジェリーナ・ジョリー 彼女のカルテ (P-Vine Books)

書いてあることを全て信じる訳ではないですが、これを読むと、彼女がいろいろな意味で自分自身に正直に生きてきた人なのだなあということがよく分かります。
それからファンの方なら常識だったかもしれませんが、トゥームレイダースで、胸を豊乳にするためのパッドを入れていたことを初めて知りました。彼女によれば、原作となったゲームのキャラクターのイメージを崩したく無かった、とのことですが.....これまた私の大好きなキーラ・ナイトレイといい、アンジーといい、胸につては悩ましいことが多いですね。
これからもフル・スロットルで活躍して欲しいですねー。