初めてマイクロソフトのサポートに電話してみました

私のWindows歴はそこそこ長いです。ver.3.0の時から使っていますので、15年くらいでしょうか。当時は例えばExcelが単体で実売価格10万円くらいするなど、何しろ値段が高かったのを良く覚えています。
最近は私の周囲にもDOSを知らないエンジニアがいたりして、時代の流れを感じます。
それはそうとして、Windowsを使い始めてから、過去一度もかの悪名高きサポートに電話をかけたことがなかったのですが、今回生まれて初めて(大げさ)サポートに電話をする事になりました。というのも、私は自作機を使っているのですが、ビデオカードや、サウンドカードなど、ちょこちょことハードウエアをアップグレードし続けているためでしょうか、ついにサポートに連絡してWindows Vistaの再アクティベートをしなくてはならなくなったからです。
マイクロソフトのサポートといえば、昔からジョークのネタになる程、電話がつながりにくいことから始まって、その質について様々なことを言われていたので、「どうなんだろうか」と思ったのですが、電話をしてみるとあっさりとつながりました。対応された方の指示も適切で、事情を説明すると早速インストール IDを再発行してくれたため、非常にスムーズに再アクティベートすることができました。
ただし、実際にサポートの担当者と話をするまでに、電話で自動応答メッセージに対してインストールIDを入力する必要があるのですが、IDにはプロダクト ID、ライセンスID、インストールID、と種類があるため、どれを入力するのかわかりにくくとまどいました。
プロダクトIDはプロダクトの種類を識別するIDで、コンピューターのプロパティで観ることができます。
ライセンスIDはパッケージの箱に貼り付けてあったシールに記載された、インストール時に要求されるIDです。
そしてアクティベーションに必要なのは、ライセンス認証ウイザードの中で表示される、インストールIDです。ですので、サポートに電話をかける前にあらかじめライセンス認証ウイザードを起動し、現在のインストールIDを表示させておく必要があります。
最近読んだ本に(何に書いてあったのか忘れた)googleのサポートは返事も来ないで本当にひどいのにユーザーの評価が高く、Microsoftはまともなサポートを提供しているにもかかわらず評価されないのは不公平だ、といった内容が書かれていたのですが、どうなのでしょうか。

それからサポートといえば、昔DOS/Vマシンのムック誌に日本からアメリカのGateWayに英語でサポートを受けた時のことが書かれていたことを思い出しました。当時はまだ日本の自作機市場も今ほど拡大しておらず、ハードウエアの組み込みと設定も、今より格段に手間がかかりました。GateWayはまだ日本法人が無く、国際電話を使って途中休憩(!)をはさんで2時間ほどの長時間のサポートを受け、最後には問題を解決するのですが、何しろ女性のサポート担当者がユーザーに平気で筐体をあけさせ、根気よく一つ一つ確認してゆく粘り強さ、1時間ほど経って問題が解決しないと「一旦休憩しよう、こちらもいくつか確認し、5分後に電話する」と電話を切り、きっかり5分後にサポートから国際電話がかかってくるシーンなど、ある種の感動すら覚えました。