VMWareにFreeBSDをインストールする(part4)

phpMyAdminを導入する

Unix上のmySQLデータベースを管理する便利なツールであるphpMyAdminを導入します。導入は例によって

# cd /usr/ports/databases/phpmyadmin
# make install

で行います。インストールは結構時間がかかりますね。
導入後、デフォルトの設定ファイル /usr/local/www/phpMyAdmin/config.default.phpをconfig.inc.phpとして複写し、必要な設定を加えます。

  • $cfg['PmaAbsoluteUri'] = 'http:///phpmyadmin/';
  • $cfg['blowfish_secret'] = 'hogehoge'; (暗号鍵のフレーズ、何でも良いと思われます)
  • $cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'cookie';
  • $cfg['Servers'][$i]['user'] = '';(認証タイプをcookieにすると設定無しでOK)
  • $cfg['Servers'][$i]['password'] = '';(認証タイプをcookieにすると設定無しでOK)
  • $cfg['DefaultLang'] = 'ja';
  • $cfg['DefaultCharset'] = 'UTF-8';

セキュリティ的には認証タイプがcookieなのはなんですが、開発が目的なので、とりあえずはそれでよしとします。設定が完了したら、ブラウザでアクセスしてみます。無事phpMyAdminの画面が立ち上がりました。
Windows側から例えばMySQL Administratorなどで接続して管理をする場合には、MySQLのユーザーは@hostで管理されているため、Windows側のホストのユーザーとして、MySQLに登録しないと、リモートからデータを操作することができません。
現在登録されているユーザーはFreeBSD上でmysqlクライアントを起動して確認します。

# mysql -u root -p<password>
mysql> use mysql --> システムデータベースのmysqlに切り替えます
mysql> select Host,User,Password from user;
+------------------+-------+------------------------+
| Host             | User  | Password               |
+------------------+-------+------------------------+
| localhost        | root  | ****<passフレーズ>**** |
| localhost        | hoge  | ****<passフレーズ>**** |
| 1**.***.**.**    | hoge  | ****<passフレーズ>**** |
+------------------+-------+------------------------+
6 rows in set (0.00 sec)

userテーブルにWindowsのアドレスと接続したいユーザー名で登録をすれば、Windows側から接続できるようになります。user テーブルの属性を確認するにはdesc user;と入力します。これはOracleと同じですね。データベースはその種類ごとにオブジェクトの一覧を得るSQLが異なっていますが、例えば、データベースの一覧はshow databases;、テーブルの一覧はshow tables;と入力します。
userテーブルはHost,User,Password以外の項目はデフォルト値が設定されているので、この3項目をインサートすれば、とりあえずはOKです。
さて、これでようやく開発を行う環境が整いました。